二人の女房がとある屋敷の廊下で、愚痴をこぼし合っている。

「ねえ、なんでわたしたち、本妻じゃないの?」
「さあね。作者の趣味なんじゃなの?」
「でも、わたしたち、本編じゃヒロインだったんだよ」
「仕方ないよ。メインヒロインじゃなかったんだし」
「じゃあ、本妻はやっぱり彼女なのかなぁ」
「あのひねくれ作者だから、ねぇ…」
 
 

りいふ本・平家物語<雫バージョン>byなべなべ
 
 

 時は平安の昔。
 太政大臣・平浩盛とその補佐役である刑部卿・平耕時の影に隠れ、目立たない男がいた。
 その男の名は、宮内卿「平介清(すけきよ)」。
 人は悪くないが、やや根暗で、あちこちの女の私生活を遠くから覗いている。あまり良い趣味を持ってはいないようだ。
 だが、その端整な顔立ちのせいか意外と女にもて、屋敷にも何人かの女を囲っている。
 
 その介清が最近特に入れ込んでいるのが、セリオ・マルチという姉妹の遊び女である。

(セリオさん、雫ばぁじょんなのに、どうしてさらにまた私たちが出てるんですかぁ?)
(――それは複雑な大人の事情というものです。)
(大人の事情、ですかぁ?)
(――要するに、作者がオリジナル作品の設定をそのまま使いたかっただけなのです。)
(? パクリですかぁ?)

 ゴホン!!

 どうやら耕時邸から追われた二人を介清が拾ったらしい。
 ……詳細は不明だが。
 例によって、このふたりに骨抜きにされた介清は、彼女たちを自邸に引き取って住まわせている。
 やっぱり、本妻にとっては面白くない状況で……

「長瀬君! どこにいるの!?」

 相変らず気の強そうな口調で、広い邸内を捜し回る本妻の「香奈子の局」。
 ちょうどその時、彼女の視線が冒頭の二人の女房をとらえた。

「…あ、瑞穂ちゃん。じゃなかった、女房の瑞穂! 長瀬君、じゃなかった、介清殿を見かけなかった?」
「何でわたしが香奈子ちゃんに仕える女房の役なの?わたし達、親友でしょ?」
「うっ。そ、それはそうなんだけど……」

 さすがの香奈子も、親友の前ではあんまり強くは出られないようだ。

「格の違いね。序盤で狂ってばっかりいるから、アドリブが利かないみたいだし」
「ふふっ、それは違うわね。あんな根暗野郎の本妻だって考えて、嫌気が差しただけよ」

 しかし、もう一人の女房のツッコミには動じない。本妻は強いのだ。

「まあ、そんなことは良いとして、一応私が本妻ってことになってるらしいから、おとなしく言う事に従った方が良いんじゃないのかしら、『排球の前』さん」
「くっ……」

 一番気にしている部分を強調されて、もう一人の女房・排球の前は逆にひるむ。本妻は強いのだ。

「はあ、あんなのを好きになるなんて、新城さんもユニークな人ね」
「くうっ、本編ではチョイ役のクセにぃ〜」

 本妻の凄まじいラッシュ。排球の前、危うし。

「ま、まあ抑えようよ、香奈子ちゃん。長瀬君の所為じゃないんだし…… それに、香奈子ちゃんだって、あんまり人の事言えないような気がするよ」
「うっ……」

 瑞穂の鮮やかなクロスカウンター。流石は親友だ。

「そーだそーだ。この消火器女」

 ぶつぶつぶつ……

「介清様なら、屋上の方へ行かれました」

 ぶーたれている排球の前を宥めつつ、瑞穂が答える。

「なんですって? 欲情!?」
「屋上だよ、香奈子ちゃん」
「もちろん、わざとよ」
「ベタなボケ」
「悪かったわね!」
「まあまあ、二人とも抑えて」

 この二人の間に立つのだから、瑞穂の気苦労は絶えないようだ。

「で、なんで屋上なんかへ? 時代考証そっちのけじゃない」
「なんでも、
『晴れた日はよく届くから』
 ……だそうです」
「ついでに、
『屋上のフェンスを壊れやすくして、寄りかかったら地面へ真っ逆さま』
 ……だそうよ」
「さ、沙織ちゃ〜ん(汗)」
「あのバカ、また私を殺す気なの!? 今度こそ、ケチョンケチョンにしてやるわ」

 ポキポキと拳を鳴らす香奈子の局。やはり、彼女は介清の本妻に収まるタマではなさそうだ。
 
 

 そんなある日のこと。
 介清がいつものように、セリオとマルチを相手に万引きごっこをしていたところ、

「祐くん、じゃなくて、介清様。 どうしても介清様にお会いしたいという方がいらしてますが?」

 排球の前がそう取り次いできた。

「客? 男かい?」

 セリオの手で万引き現場を抑えられるなんて考えただけで全銀河8億光年のセリオファンが昇天しそうな至福の境地に浸りながら、介清が尋ねる。
(これをうらやましいと思う人がいるんでしょうかby編集)

「いいえ、女の方です」
「女?」

 介清は、セリオのSTF(ダウンロードデータ元は蝶野)から頭をかすかに持ち上げようとした。しかし、技がガッチリと嵌ってるので、身動きが取れない。

「若い女?」
「はい。16、7歳かと見受けましたが」

 介清はさらに身を起こそうとした。しかし、技がガッチリと嵌ってるので、やはり身動きが取れない。
 

「へえ…… もしかして、美人?」
「ええ。それはもう、とびっきり」

 それを聞いた介清はがばっと起き上がり…… たいのを何とか我慢して、わざとゆるゆると体を持ち上げてみようとしたが、やはり技がガッチリと嵌ってるので、予想通り身動きが取れない。蝶野、恐るべし。

「……セリオ、ギブアップ」

 セリオの技から解放された介清は、話を続けた。

「まあ、わざわざ出向いて来たんだ。用件だけでも聞いてやるとするか。って、沙織ちゃん、何をしているのかな?」

 セリオに変わって介清に4の字固めをしている排球の前。
 
「かしこまりました」
「いや、そうじゃなくて……」
「では、お引き取り願ってよろしいんですね」
「いや、そうじゃなくて……」
「では、どのようにすれば?」
「とりあえず、技を外して」
「かしこまりました」

 排球の前はちょっと残念そうにしながら技を外して出て行く。やはり自分が本妻じゃないことを根に持っているようだ。
 そして、程なく件の「客」を連れて戻って来た。

「…………」

 介清は思わず息を飲んだ。
 美しい少女だ。
 透き通るような白い肌。繊細に作られたフランス人形さえも軽く凌ぐ端正な顔立ち。焦点の合わない、月夜の湖のような瞳。母性と幼さの両面を秘めた立ち居振舞い。近付き難い雰囲気を持った美少女だった…。

「え、えーと。君、な、名前は?」

 声が上ずってるぞ。しかも、どもってるぞ。

「瑠璃御前だよ。長瀬ちゃん」
「…一応、僕は介清ってことになってるんだけど」
「あ、ごめん。そうだったね、介ちゃん」
「……」
「ところで、格ちゃんはどこ? 御老公ちゃんは?」
「………。ま、まあそれは良いとして。僕に何の用だい?」
「弥七ちゃんにお銀ちゃんに飛猿ちゃんにうっかりはち…」
「る、瑠璃御前。質問の方に答えてくれない?」
「あ、そうだったね。…実は私、こう見えても遊び女の端くれでございます。介清様におかれましては、 およそ都中の遊び女という遊び女を観察なさっていて、ひとりひとりの次の日の予定や朝起きる時間までもご存じと、もっぱらの評判ですが……」
「ぐはっ(大汗)」

 いくら何でもそれほどではない、と言いたいところだが、全て図星なので顔を引き攣らせている介清。

「私は新参者のせいか、まだ介清様にお目にかかったことがありません。これではとても一人前の遊び女とは認めてもらえないでしょう。そう思って、せめて芸の一つなりとも御前にてご披露させていただければと…… 厚かましいお願いとは存じますが、何とぞお聞き入れくださいませ、ってこの本には書いてあるよ」
「る、瑠璃子さん。だめだよ、台本を棒読みしちゃ」
「あ、そうだったね。長瀬ちゃん、ごめんね」
「……………」

 介清は困惑気味の表情を浮かべる。
 劇中にいきなり台本を見せびらかした瑠璃御前に対する困惑もあるが、それ以上に、セリオのいる前で、ほかの遊び女の芸を所望するなんて、いくら何でもそんなことはできない。

「――よろしいのではないですか? せっかくお越しになったんですから、芸の一つぐらい見て差し上げても」
「セリオ? いいのか?」
「――はい。私は構いません」

 淡々とした口調のセリオ。

「マルチはどうだ?」
「はい、瑠璃御前さんの隠し芸、見たいですぅ」

 こちらも相変わらず、にこにこしている。
 ちなみに、隠し芸とはすこし違うんじゃないか、マルチ。

「そ、それじゃ、ひとつ見させてもらうとしようか?」
「ありがとうございます」

 瑠璃御前は立ち上がると、目を閉じて精神を集中させる。
 なにやら怪しい気配が彼女の周りを支配してゆき、どこからともなく風が流れてくる。
 暫くして、彼女がおもむろに両手を顎のあたりで交差させ、目をカッと開くと、

 ピィィィン!!

 目から光の筋が発せられ、ややあって、

 ずごごごごごごぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜!!!!

 震度7クラスの揺れと鼓膜が破れんばかりの轟音。介清邸の庭から見えていた山が、灼熱の塊になっている。

「る、瑠璃御前! 何をしたんだ!!」
「目レーザーだよ」
「そ、それって、芸なのか!?」
「だって、誰にも出来ないことなんだから、芸なんでしょ?」

 異次元人たちは、こんなのと対等に戦ってたのか…… やっぱり、これはマルチの言う通り「隠し芸」にしておかないと、大騒ぎになるな。

「と、とにかく、それは無し! そんな芸を多用したら、人類が滅びる!」
「残念……」

 心底残念そうな瑠璃御前であった。
 

「コホン。じゃあ、他になんか出来ないのか?」

 気を取りなおして、介清が訊ねる。

「では、まいをひとさし、ごひろうさせていただきます」
「なんだ、まともそうな芸があるんじゃないか」

 胸をなでおろす介清。

「ただ、このまいはわたしひとりではできないのです。つれのものがおもてにいるのですが、よびにきてもよろしいでしょうか」
「瑠璃御前。だから、台本を棒読みするのはやめようね。平仮名ばっかで読みにくいじゃないか」
「あ、そうだったね、長瀬ちゃん」
「……じゃあ、使いを出そう」

 介清、やや疲れた口調になってきた。まあ、瑠璃御前の相手をしていたら、疲れて当然だろう。

「介清様、お疲れでしょう。これをどうぞ」

 セリオが「メ○コール」を介清に手渡す。もはや、時代考証なんて知ったこっちゃねぇ。
 そうこうしているうちに、瑠璃御前の連れの者が部屋に入って来た。

「……………」

 「連れの者」と聞いた時から、何となく嫌な予感はしていた。そして……

「初めまして、介清様」
「やっぱり、あなただっんですか……」
「じゃあ始めるよ、長瀬ちゃん」
「ちょい待ちちょい待ち!!」
「「卑戯(秘技)、電波の舞!!」」

 ちりちりちりちりちりちり………

「はうぅぅぅ〜〜、変な気分ですぅぅ〜〜」
「警告! 警告! 異常電磁波発生! 危険! 危険!」
「で、電波はいやぁぁぁ〜〜!!」
「私、公共物なんかじゃないの〜〜!!」
「うふふふふ…靴下履かなくちゃ。そっくすそっくすそっくすそっくす……」

 なぜか登場人物が全員部屋に入って来て、仲良く壊れていく。

「やめぇぇぇぇいっっっっ!!!!」

 *
 *
 *
 *
 *

 30分後。

「まったく。屋敷をメチャメチャにしちゃって。何の恨みがあるんだよ!」

 珍しく怒り心頭の介清が、瑠璃御前とその連れの男・拓也に非難の言葉をぶつける。
 部屋の片隅では、香奈子の局、瑞穂・排球の前の両女房、マルチ、の四人がセリオに介抱されていた。

「ごめんね、長瀬ちゃん」
「申し訳ございません、助平様」
「誰がスケベだっ! 僕は介清だ!」
「冗談ですよ。漢字を逆に並べただけです」
「それでも「清介平」だから、助平にはなりません!」
「軽い冗談のつもりでした。重ね重ね申し訳ございません、きよ彦様」
「「きよ」しか合ってないじゃないですか! しかも語順違うし」
「まあ、そんな堅いこと仰らずに…」
「月島さん、わざとやってるでしょ」
「当然です」

 この人は……
 こめかみをひきつらせた介清にかまわず拓也は話を本題に戻す。

「それで、我々の芸はいかがだったでしょうか?」
「え?あ、うん。そうだな。ええと……」

 介清は頭を抱えて必死に考えた。
 この芸と舞をあちこちで披露したら、この国はおろか、人類の脅威に直結しかねない。
 なんだかんだ言って、彼も役人の長官である。国や人類の危機を看過することはできない。
 だが、自分の屋敷に住まわせるような事態はなんとか避けたい。
 こんな二人を置いておいたら、自分まで色々な意味で「扉」を開けてしまいかねないし。
 さて、どうしたものか……

「瑠璃御前とやら。兄の拓也殿と共に、この屋敷に住む気はないか?」

 苦肉の策だが、仕方があるまい。
 彼らが他の芸を覚えるまで、一時的に身柄を拘束、もとい、住まわせておこう。セリオあたりに芸を教えさせれば、きっとうまくいく筈だ。

「え? でも」
「いやいや、芸も舞もなかなか大したものだ。放っておくととんでもないことになり兼ねないし…… げほんげほん、と、ともかく、是非この家専属で契約してほしいのだが? それに、ここでなら新しい芸の稽古が思う存分できるぞ」

 月島兄妹を引きとめようと、介清は懸命にスカウトしている。そう、人類の存亡は、彼のこの交渉に懸かっているのだ。

「まあ、長瀬ちゃん、じゃなかった、介清様がそこまで仰るなら、喜んでお世話になりますが」
「そうと決まったら早速今日からここに住んでくれ。兄君も、宜しいな」
「はい。異存はございません」

 ほっ。とりあえず当面の危機は回避されたな。
 胸をなでおろす介清。

「じゃあ、さっそく私のお気に入りの遊び女を紹介しよう。あの者達は芸達者ゆえ、新しい芸を覚える際の良い師匠にもなるぞ。おい、セリオ、マルチって、あれ?」

 あたりを見まわすが二人の姿は無い。

「香奈子の局、あの二人、どこに行ったんだ?」
「さて、洗車しないと。わっくすわっくすわっくすわっくす……」
「あ、あの。香奈子さん?」
「お腹空いたわねぇ。鍋でも食べよっかな。あ、もしもし。宅配鍋の『ナベーラ』さん? 注文したいんですけど、手元にメニューがないから、ファクスで送ってくれないかしら? そう、ファックスで。ええ、ファックスで。ふぁっくすふぁっくすふぁくすふぁっくす……」
「いい加減にしなさ〜い!」

 ばしぃっ!!

 排球の前の火の玉スパイクツッコミが炸裂。

「い、痛いわね。何するのよ、排球の前」
「祐くんが訊ねてるでしょ。答えてあげなさいよ」
「何よ。女房のクセに、本妻にそんな口をきいて良いと思ってるの?」
「ふんだ。チョイ役」
「なんですって!? ここではあなたの方がチョイ役でしょ!」
「まあまあ、二人とも落ちついて…。この舞台じゃ、私たちみんなチョイ役なんだから」
「「うっ…」」

 この三人は相変らず介清のことなんぞ眼中に無いようだ。

「はあ、なんか頭が痛くなってきた」

 かぶりを振りながら、改めて部屋を見回す介清。
 ふと、一枚の紙切れが床に落ちていた。何か文字が書いてある。
 介清はそれを拾い上げ、読んでみた。
 

私達は、強い電磁波を浴びると、機能が著しく損なうおそれがあります。
このような環境では、お仕え致しかねますので、お暇をとらせて頂きます。
それに、あのような方々に芸をお教えする理由も、私達にはございません。
介清様がご自分でお教えになられたら如何でしょうか。
それでは、今までお世話になりました。
                                〜セリオ


「はぁ。ますます頭が痛くなってきた……」

 介清は半ば放心状態で、こう呟くのが精一杯であった。やっぱりセリオはプライド高いんだな。先ほど考えたシナリオが、ちりちりと音を立てて壊れてゆく。

「長瀬ちゃん、どうしたの?」
「いや、別に……」
「でも、顔色悪いよ? 今度は私達が長瀬ちゃんを元気づけてあげるよ。お兄ちゃん」
「ああ、分かってるよ」
「待て待て待て待て!!!!」
「「電波の舞!!」」

 ちりちりちりちりちりちり………

「嫌ぁぁぁぁ〜〜〜!!」
「消火器はどこぉぉぉ〜〜〜?」
「え〜っと、この鍋は2300円ね。っと、これ税抜き価格だった。消費税、消費税、たっくすたっくすたっくすたっくす……」
「いい加減、やめれぇぇぇぇぇ!!」

 介清の叫び声がこだまする。
 彼の頭痛がおさまるのは、一体いつの日になることやら……
 
 

 一方、この二人は……

「セリオさん、また『追い出され』てしまいましたねぇ?」
「――大丈夫です。まだお世話になれそうなところが二つか三つありますから。そろそろ本格的に冬になりますし、恐らくあの方が私達を助けてくださるでしょう」
「でも、寒くなりますねぇ?」
「――それも問題ありません。いざとなったら、年末最後の日曜日に有明に行けば、たくさんの方が防寒具や路銀を譲って下さいますから」
「皆さん、とっても優しいんですねぇ?」

 相変らず、悲壮感からは1垓光年離れた存在であった……
 
 
 

 平家物語<雫>編

 完
 
 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 

ごあいさつ兼あとがき兼いいわけ兼田中健(爆)
 

 皆様、初めまして。「避難所」でいつもお世話になってる皆さんも、とりあえず初めまして(笑)。こちらでは初めてSSを書かせていただきました、なべなべというしがないSS書きです。
 この作品は、DOMさんの「リーフ本 平家物語?」に触発されて書きました。
 つまり、三次創作です。あ、二次創作の二次創作だから、2×2で四次創作ですかね(笑)。
 DOMさんの原本を元にして書いたので、今まで創ったSSの中では一番楽でした。そろそろ、自力で書かないとマズいかな(汗)。
 という訳(どんな訳だ?)で、私のwebページごたまぜスペースも宜しくお願いします、と最後は強引に宣伝しておきます(笑)。
 それでは、また。

追伸:
 雫編の執筆を快諾して下さったDOMさん、そして、こんな駄作を嫌な顔一つせずに(しっぱなしだったりして(^_^;)掲載して下さったカワウソさん、いろいろとありがとうございました。
 

1999年12月19日 午前0時35分        
ストーブの点いていない自室で寒さに耐えながら
なべなべ

 

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