あかりで舞

     「………………」
     「おい」
     「なに、浩之ちゃん？」

     　すぺし！

     「いたっ」
     「あかり、お前黙ってないと駄目だろ？」
     「そんなこと言っても、浩之ちゃんだし……」

     　こいつに無言でいろってのも無理あるな……（汗）
 
 

     志保で舞

     「やめようぜ……絶対無理だ」
     「ちょっとヒロ！ なによそれ！ 大体このあたしにこんな簡単な演技とか（以下省略）」
     「やっぱり無理じゃねぇか……」
 
 

     レミィで舞

     　夜の校舎には彼女がいた……
 
　　「うふふふ……ワタシは魔を狩るものネ！」

 　    以下、既にあるので省略。
 
 

     理緒で舞

     　夜の校舎には彼女がいた……

     「よう、どうしたんだ？ こんな夜中に」
     「うん、家よりここの方がねごごちが良くて……」
     「学校に住んでいるんかい！」
 
 

     マルチで舞

     　夜の校舎には彼女がいた……

     「とおりゃああああああ〜」
     「まだ掃除しとるんかい！」
 
 

     セリオで舞

    　 夜の校舎には彼女がいた……
     　そしてその手には……モップ！？

     「マルチさんのお手伝いです」
     「あ、そう……」
 
 

     委員長で舞

    　 夜の校舎には彼女がいた……
     　そしてその手には……ハリセン！？

     「なんでやねーーーん！」

 　    すぱーーーん！
　
   　  ぐはっ……使いこなしてるじゃねぇか……
 
 

     琴音で舞

     「そこ……あぶないです」

     　彼女の声に反応して瞬時に横に跳ぶ。
     　するといままで俺のいた空間を見えない何かが薙いでいった……

     「いまのが『魔』です……」
     「いや、しかし今のはサイコネキシスでは……」
     「いえ…その……『魔』……です」
 
 

     芹香で舞

     「………………」
     「え、今の学校には『魔』がいるって？」

 　    こくん……

     「………………」
     「それも６匹も？」

 　    こくん……

     「なんで魔がいるってわかったんだ？」
     「………………」
     「実験を失敗して逃げられました、って……」

 　   ほんまもんやんけぇ！！