時パロ その十  久々カワウソ
 

納得されたらそれはそれでさみしい  (タオの章 四部 九章)
 

「のんびり楽隠居でもするか。食うには困らないしな」
「確かに本心ね」

 美冬が即座に頷く。

「……俺が悪かった」
 
 
 

似合わないことはしないで欲しい  (タオの章 四部 九章)
 

 微かに眼を細めた耕一は、考えを巡らしながらスッと手を差し出す。
 美冬が持っていたボトルを差し出すと、ミネラルウォーターを口にした耕一は大きく息を継いだ。

「ふふふ、関節キス」

 ぶはっ
 
 
 

風化したネタは使わない方がいい だったら使うなよ  (遙けき過去 二幕)
 

「おい…!?」

 次郎衛門に呼びかけてから、アズエルは両手で頭を抱え込んだ。

 アズエルは『ダリエリと戦い、勝てばエディフェルとの仲を認めてやる』そう言い放とうとしたのだ。
 だが、いかんせん言葉が通じないのをすっかり失念していた。

 先程の次郎衛門同様、アズエルは自分の不勉強を嘆いた。

「やってりゃよかった、公○式……」
 
 

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