時パロ その六
自分で書いてて下らない(そのいち)
(タオの章 三部 一章) ――あいつに確実に一撃を加えるには。
走りながらハリセンを慎重に構え、梓は男に…
「んなわけ、あるかぁっ!」
スパーン
自分で書いてて下らない(そのに)
(夏光 七章 ) 突然舞い降りた耕一達に向かって梓は駆け寄る。
ふたりのおこすジェットスクリームが こういち たちにめいちゅう!!
こうか は ばつぐんだ!!
「な〜んでやねん!!」
その場に居合わせた全員がツッコミを入れた。
自分で書いてて下らない
というより気持ち悪い(そのさん) (夏光 二章 )柴田は耕一をなめ回すように見て聞いた。
「それじゃいけませんよ。筋肉は鍛えなければ。贅肉を落としこの世でもっとも美しい肉体美を作る。素晴らしいことです!!」
陽に焼けた引き締まった胸を張り眼を輝かせる柴田に、耕一は一歩引いた。
体育会系、運動馬鹿、モーホー
見事に鍛え抜き、贅肉をそぎ落とした陽に焼けた身体をテラテラさせにじり寄ってくる柴田に、口元がひきつりまくった耕一の頭に文字が浮かんでは消えた。
本編にはありませんが
(夏光 七章)「あの睡眠薬はちょっと特殊なものですから」
「特殊って、どのくらい?」
あまり聞きたくないような気がするが、耕一はおそるおそる訊ねる。
「成分がですね…」
「いや、そういうんじゃなくて、俺でもわかるように」
「薬局で購入すると用途をしつこく聞かれるくらい、です」
「わかりすぎて生々しすぎるんですけど・・・」
楓がにや〜と口を耳まで裂いて笑ったようにも見えて、耕一は思わず逃げ腰になった。
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