贄パロ その一  結局カワウソ

 

しつこいくらいにお約束

 よっ、と声をかけて初音ちゃんをおんぶし直す。
 初音ちゃんは本当に軽い。ぴょん、と俺の背中の上で初音ちゃんの体は弾む。

 ふにっ

 ん?この感触は…
 そういえば、下着はないんだっけ。
 さわさわ、ふにふに、くちゃ

 ぴくっ

「お兄ちゃんの、えっちぃ〜〜〜!」

 ぱっこーん
 俺の意識は暗闇へと落ちていった。

 

ちょっとしたお茶目なんですぅ(by千鶴)

「耕一さん・・?」 

 角に差し掛かったとき、突然、懐中電灯の光が俺の目を灼いた。

「よかった・・探しに行くところだったんですよ」

 千鶴さんだ。
 ごめん、と言いながらも俺はジト目を向ける。

「・・電灯で自分の顔下から照らすの止めてくれないかな、千鶴さん・・」

 

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