浩之の目覚まし時計
 
 

おっさななじみのおっもいではぁ〜(あかり)

 ……カチッ

『浩之ちゃ〜ん』
『浩之ちゃん、起きてるぅ〜?』
『浩之ちゃ〜ん、ねぇ、浩之ちゃんってば〜〜』
『浩之ちゃ〜ん、遅刻しちゃうよぉ〜〜〜っ』
『浩之ちゃんってばぁ〜〜〜っ』
『ねえ、浩之ちゃ〜ん、起きてってば〜〜〜っ』
『浩之ちゃぁ〜〜〜ん』

「だーかーらっ、『ちゃん付け』はよせって言ってんだろがっ!!」

『……で、でも、浩之ちゃんは、やっぱり小さい頃からずっと浩之ちゃんだし、これからだって、私にとっての浩之ちゃんは浩之ちゃんだし、できればこのまま、ずっと浩之ちゃんのままがいいなって……』

「目覚まし時計にまで何度も言わせるな!」
 
 
 
 

本人が座っていたりして(マルチ)

 ……カチッ

『浩之さ〜〜〜〜ん、起きてくださ〜〜〜〜〜い』

(まだ眠い、止めよう)

 ぽむっ

『はふぅ…うれしいです…』

 マルチはなでなで好きだからな…って目覚ましの意味ないだろ。
 
 
 
 

御近所大迷惑(志保)

 ……カチッ

『ちょっとヒロ、何時だと思ってんのよ、起きなさいってば!』

「…朝っぱらからムカツク目覚ましだな」

『いいわ、起きないなら私の天使の歌声、160ホンで流してあ・げ・る。ちなみに、一曲終わるまで止めるのは不可能よ』

 さぁて、彼はその後どうなったでしょう?
 ………。
 読者に振るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!(自爆)
 
 
 
 

勉強は出来るうちに(智子)

 ……カチッ

『藤田君、おきいや』
『やっぱおきんか……』
『しゃぁない。こんなところやろと英単語吹き込んださかい。暗記しいや』

 委員長。起こしたいの寝かしときたいの?
 
 
 
 

今ならもれなく弓10本がセット(レミィ)

 ……カチッ

 ヒュ…
 トスッ

 マ、マクラに矢が……(汗)

『グッモーニン、ヒロユキ!』

 確かに目は覚めるが、永眠しそうな目覚ましだぜ。
 
 
 

人徳の証明(芹香)

 ……カチッ

『……………………』
『……………………』
『……………………』

 芹香先輩、それじゃあ起せないと思うぜ……

『…………………………』

 私では無理なのでしょうか……って

「あ! いや、起きる! 起きるって!」
 
 
 
 

暑苦しいので割愛させていただきます(セバスチャン)
 
 
 
 
 
 

あんふぉーちゅねっと・あらーむ(琴音)

 ……カチッ

『藤田さん、起きてください』
『起きてください……』

「もう少しだけ……昨日遅かったし……」

『でないと……不幸なことが起きます』

 ばきっ!!

 なにか破壊されるような音、直後世界が傾き、俺はベットから転げ出てしまう。

『やっぱり……』

 っていうか、意図してない?
 
 
 
 

強制登録(葵・表技)

『先輩!、起きて下さい!!』

「ううっ、まだ六時じゃないか。七時まで寝かせてっ」

『先輩、起きてくれないと次のエクストリーム大会の一般部門に出場登録しておきますから』

 がばっ!

「ごめん。朝練ちゃんと出るから、それは勘弁してっ」
 
 
 

最終兵器葵(葵・裏技)

『先輩!、起きて下さい!!』

「う〜ん、あともう少し寝かせて」

『起きてください』

「…………」

『はぁ〜、しかたがありません。では先輩、覚悟してください』
『こほんっ(咳払い)、それでは、いきます』
『えいえんは――』(例の幼年期の声で)

 がばっ!! カチッ!!

「はぁ、はぁ……。ご、ごめん。起きました、起きましたから、その殺人ボイス出すのはやめてくれー」
 
 
 
 

黒い目覚まし その一(理緒)

 が〜〜〜〜。

『ふ、藤田浩之さんが連帯保証人になりますから、あともう少しだけ……』

 がばっ! 

「待て、待つんだ理緒ちゃん!」
 
 
 
 

黒い目覚まし その二(理緒)

 が〜〜〜〜。

『も、もう少しでふ、藤田浩之さんの保険金が入りますから、あともう少しだけ……』

 がばっ! 

「お、おい、オレに勝手に保険かけるな!!」

 その前にこれ、単なる録音テープでは!?
 
 
 
 

白い(笑)目覚まし(理緒)

 ……カチッ

『藤田君、朝だよ。 じゃあ、私バイトに行くから……』

 …………まだ朝5時なんすけど。


 

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