「ボクの最後の願い……」
Dark Wish(マテ)
 
奥底にある欲望(あるごるさん)

「ボクの最後の願い……」

 あゆは懸命に笑顔を作りながら言った。

「ボクを祐一君の実の妹にして下さい」
「はい?」
「妹に」

 妹・・・・・・。
 確かに妹はめんこいし、他のヒロインに手を出してもOKだし・・・

 って違うっ!

 それじゃ永遠に結ばれないじゃないかっ!

「なぁあゆ、『お兄ちゃん』って呼ぶのは一向に構わないぞ」
「駄目だよ、結ばれない禁断の恋ってシチュエーションが萌えるんだよ」
「うぐ」
「ねぇ、お願い、お兄ちゃん・・・」
「ぐはぁっ!」

 祐一、恋心と萌心との狭間で悶絶。
 
 

ゲームスタート(あるごるさん)

「ボクの最後の願い……」

 あゆは懸命に笑顔を作りながら言った。

「ボクを、倉田家の養子にしてください」
「無理だっ!」
「……ボクと結婚すれば、あの莫大な資産はボクたちのものだよ、くすくすくす…」
「……やるぞ。お前は足がつかないからな」

 プロジェクト始動。
 
 

ターゲット ロック オン(あるごるさん)

「ボクの最後の願い……」

 あゆは懸命に笑顔を作りながら言った。

「ボクを、来栖川家の世継ぎに生まれさせてください」
「無理だっ!」
「そのボクと結婚…」

 以下略。
 
 

旅は道連れ(しゃむてぃるさん)

「ボクの最後の願い……」

 あゆは懸命に笑顔を作りながら言った。

「死ね死ね死ね死ねみんな死ね〜♪」
「あ、あゆ?」
「死なばもろともだよ……うぐっうぐっうぐっうぐっ」<笑い声
「凄く怖いって……(汗)」
 
 

余は情けない(しゃむてぃるさん)

「ボクの最後の願い……」

 あゆは懸命に笑顔を作りながら言った。

「一緒に行こう、祐一くん」
「だああああっ!ダークあゆかっ?!」
 
 

計画実行(笑)(あーるぐれいさん)

「ボクの最後の願い……」

 あゆは懸命に笑顔を作りながら言った。

「ボク、祐一君のためにクッキーを作ってきたんだ。食べて欲しいな」

 そう言って綺麗にラッピングされたそれを俺に手渡してきた。

 渡された袋の中身を見て俺はため息をついた。
 あまりにも黒く毒々しいそれは――

「碁石」

 いや、碁石のほうがまだ可愛い。

「うぐぅ。酷いよ、一生懸命作ってきたのに、祐一君そう言うこと言うなんて」
「でもな、どう見たって碁石にしか見えないし、食えるのかこれ」

 俺の素朴な疑問にあゆは満面の笑みで答えた。

「大丈夫、大丈夫。死にはしないから」

 その時、あゆの目に輝きが増したような気がした。

 ハッ、と驚いた俺にかまうことなく、あゆはそのクッキーを掴んで口の中に押し込んできた。

「さあ、二人で永遠の世界に行こうね」
「むごっ、ぼべばでばぎごぶばー(泣)」(訳:俺までまき込むなー)
 
 

遠まわし(あーるぐれいさん)

「ボクの最後の願い……」

 あゆは懸命に笑顔を作りながら言った。

「ボクのこと忘れないでください」

 ――おや?

「何だ、そんな事か。そんなの当たり前だろ」
「うん、祐一君て優しいね」
「だからボクのことずっと忘れないでね。一分一秒も忘れないでね。例え名雪さんといい事してても忘れないでね」

 ええい、このダークあゆめ。
 
 

永遠の束縛(しゃむてぃるさん)

「ボクの最後の願い……」

 あゆは懸命に笑顔を作りながら言った。

「ボク以外、もう誰も攻略しないでください」
「もちろ……なにぃ?!」
「祐一くん、なんでも叶えてくれるんだよね?」
「あ、ああ、そうだが……」

 あゆは笑顔で迫ってきた。
 だが、その笑顔は某偽善者の笑みにも似て、瞳も真っ赤に……
 って、それは元からだが。(汗)

「ボクへの思い、嘘じゃなかったよね?」
「そ、それはそうだが……」

 あうあうあうあう……(泣
 
 

一人では、足りない……(あるごるさん)

 あゆは懸命に笑顔を作りながら言った。

「セカンドイ○パクト、起こして下さい…」

 悲痛な笑顔が、崩れていた。

「ま、待てあゆっ! あゆのお願いは、本当にセカ○ドインパクトを起こすことなのか?」
「だって……北○の拳も嘘つきだったもんっ! だからみんなを道連れに出来るのは、セカンドインパクトしか…」

 だぁっ、ダークあゆ進化してデビルあゆかっ!
 
 

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