KANON DE ONE(電波無し)

流星さん
 
 






日々を追うごとに存在を忘れられていく俺。
せめて、あいつだけには覚えていて欲しくて……
 



 

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名雪の場合

「名雪。俺のこと、できるだけ覚えておいてくれよな……」
「うん。いちごサンデーおごってくれたらね」

 俺達の間はそれだけかいっ!!
 
 












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あゆの場合

「あゆ。俺のこと、できるだけ覚えておいてくれよな……」
「うん。もちろんだよ、祐一君。あの時、頭痛かったけど忘れてないよ」

 お前……何者?!
 
 












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真琴の場合

「真琴。俺のこと、できるだけ覚えておいてくれよな……」
「……」
 
 ころころ……。真琴は遊んでいる……。
      
 遅かった……。
 
 










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舞の場合

「舞。俺のことできるだけ覚えておいてくれよな……」
「……はちみつくまさん。」
 
 舞が頷いた。

「舞!!」
「……私は魔を駆るものだから……」

 やっぱり忘れていいよ……。
 
 







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しおりん(笑)の場合

「栞。俺のこと、できるだけ覚えておいてくれよな……」
「大丈夫です。行く時は私も一緒ですから」
 
 くすっと笑った彼女の腕には躊躇い傷が有ったりする。

「も・う・す・ぐですよ」

 行くとこ違うよ……
 
 
 







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佐裕理の場合

「佐裕理さん、俺のこと、俺のことできるだけ覚えておいてください……」
「私、あんまり頭良くないんですぅ〜」

 そーゆー問題じゃ……(泣)
 
 












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秋子さんの場合

「秋子さん、俺のこと、出来るだけ覚えていて下さい」
「了承」

 話が続かない……
 
 












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まけ(電波あり)
 
「瑠璃子さん。何か受信したの?」
「長瀬ちゃん。うん……」
 
 う、この感じは!!
 チリチリチリチリチリ……

「る、瑠璃子さんどうして!!」
「ゴメンね、長瀬ちゃん。私も魔を狩る者だから……」

 だ、誰の電波な・ん・だ……(ガク)
 
 






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