To Heartで電波劇場 カワウソ
屋上にはあかりがいた
「浩之ちゃん、電波届いた?」
べちぃっ
「あぅっ」
屋上には先輩がいた
「え?電波が届いたかって?もちろん届いたよ。だからきたんじゃないか」
先輩はしばらくこちらを見つめた後呟いた
「・・・嘘、つきましたね」
チリチリチリチリチリチリチリ・・・・・
俺の意識はそこで途絶えた。
屋上にはマルチがいた
「ひろゆきさぁ〜ん、来てくれたんですねぇ」
「向こうからマルチの姿が見えたからな」
「え?私の通信波が届いたからじゃないんですか?」
・・・無茶言うなって
屋上には葵ちゃんがいた
「先輩、やっぱり私の電波が届いたんですね!!」
「電波?」
「はいっ!格闘技では相手の思考を読むことも大切です。それを突き詰めていくと自分の考えを相手
に送ることもできえるんです。」
「・・・葵ちゃん」
「はい?」
「言ってて無理あると思わない?」
「・・・すいません(赤面)」
屋上には琴音ちゃんがいた。
「藤田さん、私の電波届いたんですね?」
君はそのまんまだ。
屋上には志保がいた
「ヒロ、電波届いた?」
「PHSのな」
ってそれだけかいっ!!
屋上には委員長がいた
「ちょっと、藤田君。もうええかげんにせぇや」
屋上にはレミィがいた。
「フフフ、獲物は逃がさないヨ」
こいつは受信したほ
プスッ
おそまつ・・・・・